
音楽を聞いたり、友だちや家族との会話を楽しんだり、普段私たちは耳が聞こえるのがあたりまえとして生活をしています。しかし、かぜをひいた後に中耳炎になり、耳が痛くなったり、聞こえが悪くなると大変不自由を感じ、普通に耳が聞こえることのありがたみを痛感することとなります。耳にはこの音を感じる聴覚の他に身体のバランスを保つ機能があり、めまいの中には耳の病気が原因のものも多く認められます。

耳は外耳、中耳、内耳の3つの部分からできています。外耳は耳介(一般にいう耳)と外耳道からなり、外耳道の奥には鼓膜があります。中耳は鼓膜の内側で耳管という管でのどの奥とつながっています。中耳のさらに奥にあるのが聴覚や身体のバランスを保つ機能がある内耳です。

外耳の病気
- 先天性耳ろう孔
耳介にあいている小さな穴です。耳たぶが出来るときに残ってしまった隙間です。
50人に一人ぐらいにあります。はれたり感染をくり返すなら治療が必要です。
- 外耳炎
外耳道の皮膚の炎症です。おできが出来たようになっている場合もあります。
耳の痛みが主な症状です。口を動かしたり耳たぶをおすと痛みが強くなります。

- 外耳道湿疹
耳の穴の皮膚の湿疹です。耳のかゆみ・熱感、軽い痛み、水のようなつゆがでます。
耳をいじりすぎないようにすることが大切です。
中耳の病気
- 急性中耳炎
激しい耳の痛み、難聴、膿性の耳だれ、高熱が主症状です。
かぜなどでおこる鼻やのどの炎症が耳管を通って中耳炎に広がりおこります。
- 滲出性中耳炎
鼻やのどの病気で耳管のはたらきが悪くなったり、急性中耳炎の不完全な治療が
原因で中耳に滲出液がたまった状態です。耳のつまった感じがあり聞こえが悪
くなります。他の症状があまりなく、乳幼児が多いため検診で初めて指摘され
ることもあります。
- 慢性中耳炎
中耳炎をくりかえすことで鼓膜に開いた穴がふさがらなくな り、耳だれが出て
聞こえが悪くなります。
慢性中耳炎は慢性化膿性中耳炎と真珠腫性中耳炎に分けられます。
真珠腫性中耳炎は徐々に骨が壊れていく中耳炎で、顔面神経麻痺などの合併症をきたす危険性があり、手術による治療が必要な場合が多いです。
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